『ニッテツスーパーフレーム工法』とは、新日鉄が開発した建物の躯体(骨組み)に関する工法で、現在は、3階建て以下の建物に適用可能です。
構造躯体は、亜鉛めっきを施した厚さ1ミリ程度の薄板軽量形鋼を使用しています。木質系・セラミック系の面材を組み合わせた、ハイブリッドな「枠組壁工法」(壁や床をパネルとして構成する工法)で、スチールハウス工法をベースに新日鉄が独自開発を加え、防耐火、遮音、温熱、耐久性などの諸性能を向上させています。
ニッテツスーパーフレーム工法を使用した建物の建設は、全国に広がる、当社が契約する建築事業者が担います。新日鉄は、当社契約の建築事業者への「工法の提供」とともに、工法で使用される「スチール、金物、認定書、評定書の販売」を行っています。
日本では古くから、木の柱や梁で家を支える木造住宅(木造軸組工法)が建てられてきました。1960年代からプレハブメーカーにより柱や梁に「スチール」を使用した住宅(鉄骨軸組工法)が、70年代には柱や梁を使わず、壁や床の面全体で構造をつくる木造ツーバイフォー住宅(枠組壁工法)が導入されました。
ニッテツスーパーフレーム工法は、枠組壁工法の枠材にスチールを使用し、先進化を図った新たな概念のパネル工法です。
構造部分には頑丈な「スチール」と、内装部分には温もりを感じる「木」とを組み合わせ、快適な住み心地を目指した、時代の最先端をゆく建築工法です。